【ハーレー】ファットボーイに乗って感じたデメリットは?

【ハーレー】ファットボーイに乗って感じたデメリットは?

2023年モデルのファットボーイ(ミルウォーキーエイト)を購入して4ヶ月が経ちました。

購入する前は「重そう」「曲がりにくそう」「乗りづらそう」と

思っていましたが、これが意外にも乗りやすく個人的には満足しています。

ただ、実際に乗ってみると予想していなかったデメリットがいくつかありましたので、順位を付けて紹介いたします。

ファットボーイのメリットも書いたのでそちらも参考にしてください。

ファットボーイのデメリット

ファットボーイのデメリット

5位:フロントブレーキが利きにくい

昔に比べればマシになったみたいですが、ハーレーのフロントブレーキは若干利きにくいです。

フロントブレーキだけでは止まりにくいため、リアブレーキも積極的に使わなければなりません。(リアブレーキを使えばしっかり止まります)

ただ、昔からの癖でフロントメインで使うことが多く、咄嗟の場面ではどうしてもリアをかける反応が遅れてしまいます。

慣れの問題でもありますが、ハーレーを購入したらリアを使う癖は付けなければなりませんね。

4位:ETCアンテナの設置する位置が残念

ファットボーイにETCアンテナを取り付ける際はここになります↓

ETCアンテナの設置する位置が残念

とてもダサいけどアンテナの接続を邪魔しない位置だとここになるそうです。

3位:タイヤの値段が高い&減りも早い

ファットボーイのタイヤは太くカッコいいのですが、値段が高く消耗も早いのがデメリットです。

例えばDUNLOPのリアタイヤを調べたところ、ファットボーイは幅240mmで約7万、これが幅180mmになると約5万と安くなります。

あとリアタイヤが片減りしやすく交換サイクルも早いそうです。

乗り方にもよるので一概に何kmで交換と言えませんが、太いタイヤはカッコいいけどお金が掛かります…。

2位:わだちが怖い

わだちとは車が走るラインに沿ってできる道路の凸凹。

「ファットボーイはタイヤが太いのでわだちにとられることなく走れるだろ!」なんて思ってましたが、むしろ逆でした。

タイヤが太い分、わだちを拾いやすくて怖いです。

1位:夏はノッキング(オーバーヒート)が怖くて乗りづらい

ファットボーイは空冷エンジンなので、熱が上がる乗り方を避けなければなりません。

これはファットボーイに限らず空冷エンジン全車種について言えることです。

ハーレーに乗る前は空冷に関しての知識がゼロでして、夏の昼間もバンバン乗って下道ブイブイ言わしてやる!高速は怖そうだから乗らんぞ!なんて思ってました。

しかし今は「ノッキングやオーバーヒート怖いから涼しい時間に走ろう、できるだけ高速乗ろう」という考えに変わっています。

ハーレーは走りながらエンジンを冷やすため、渋滞や信号待ちで止まることが多いとエンジンの熱がどんどん上がってしまいます。

エンジンの熱が上がる=エンジンに悪い。すなわちエンジン内部の部品が壊れる恐れがあるため、暑い日や渋滞は避ける、できるだけ信号がない道を走るハーレー乗りは多いです。(と言うかそういう考えの人ばかりだと思います)

僕は下道をダラダラ走るのが好きなのですが、都内は信号待ちが多すぎるし渋滞にもハマりやすい。そんな道はハーレーに適していないため、最近は高速をばんばん使うようになりました。

これは空冷エンジンの宿命とも言えることですので、ハーレーを乗るならエンジンの熱が上がらないように走る必要があります。

人によってはマイナスと感じる部分

人によってはこんな部分がマイナスと感じるかもしれません↓

  • ハンドルの遠さ
  • ブレーキ&クラッチレバーの遠さや重さ
  • 足付き
  • シフトチェンジのしにくさ
  • ニュートラルの入れにくさ
  • 曲がりにくさ
  • 車体の重さ
  • ウインカーの出しにくさ
  • エンジンの鼓動感
  • ノーマルマフラー音

ちなみに僕の身長は166cmで腕の長さは普通の短足です。そんな僕が感じていることを書いてみます。

【ハンドルの遠さ】
若干ですがハンドルが遠いです。ファットボーイのシートは乗車姿勢が比較的前に来るようになっていて、そこまでハンドルの遠さは感じませんが、もう少しポジションが近ければ良いなと思っています。ただ、ハンドルをフルロックする時は遠いですね。

【ブレーキ&クラッチレバーの遠さや重さ】
人によってはブレーキとクラッチレバーが重いと聞きますが、僕的にはそんなことないかなと。ただ、厚手のグローブを付けている時だけ、レバーが少し遠くて重いと感じます。薄手のグローブだと距離も重さも不満はありません。

【足付き】
5cmほどかかとが高いブーツを履いている時は、ギリギリベタ足になり足付きはいいです。スニーカーだと少しかかとが浮きます。

【シフトチェンジのしにくさ】
ファットボーイはフォワードコントロールですが、シフトチェンジはしやすいです。フットボードがあるので、足の置き場も快適だなと。ちなみにシーソーペダルは付けていません。楽と言われてますが、足を置く際にシフトチェンジしてしまいそうですし、自由に足が置けなくなるのが嫌だなと。まあ、実際付けてみたら快適かもしれませんが…。

【ニュートラルの入れにくさ】
2023年モデルのファットボーイはニュートラルが入れずらいです。最初は全然入らなくて左手が悲鳴を上げていました。ただ、アクセルを少し捻りながら2速から落として入れるとやりやすいと知り、そこからはそこまで苦じゃありません。

【曲がりにくさ】
そこまで曲がりづらさは感じないです。タイヤが太く全長が長いので乗りづらいのを覚悟してましたが、慣れた今となっては乗りやすいなと思っています。今まで走りやすいバイクに乗ってきた人だと扱いづらさは感じるかもしれませんが…。

【車両の重さ】
個人的には重さは感じないですね。数年前まで乗っていたバイクは200kg、ファットボーイは300kg近くあるので重いんだろうと覚悟していましたが、押し歩き、バイクの起こし、走っている時など、特に重さを感じたことはありません。逆に車重があるおかげで風にあおられにくく満足しています。

【ウインカーの出しにくさ】
ハーレーは左右それぞれのハンドルにウインカースイッチが付いていて扱いづらいです。外人使用なのでスイッチまで指がとどきにくいんですよね。乗っていれば慣れますが、ウインカーエクステンションというスイッチを長くするパーツ(指がとどきやすくなる)を付ける人も多いです。

【エンジンの鼓動感】
ハーレーと言えば心地よいドコドコとした振動が特徴ですが、ミルウォーキーエイトのエンジンに不満を持たれる方も少なくないと思います。個人的な感想を言えば、心地よさもあり物足りなさもあると言った感じ。昔のハーレーの振動を体感したことないため比較の感想は述べられませんが、ミルウォーキーはマイルドな振動かなと思います。(1つ前に乗っていたW650の方が振動は大きかったです。購入当初は壊れるんじゃね?って思うくらいの振動でした)

【ノーマルマフラー音】
最初は「ノーマルでも良い音だ!変える必要ないじゃん」と思っていましたが、次第に物足りなさを感じるようになりました。特に高速に乗ってしまうと風切り音などで2000回転数付近だとマフラー音は聞こえづらいです。マフラーはカスタムしたくなると思いますよ。

ファットボーイを買って良かった?

ファットボーイを買って良かった?

大満足です。

「曲がらない、止まらない、重たい、昔に比べて鼓動感が弱く面白味がない」とも言われますが、僕は乗っていて楽しいと感じます。

思っていた以上に乗りやすいし、何よりとてもカッコいい!

維持費やカスタムにそこそこのお金はかかりますが、ゆったり鼓動を感じながら走るバイクが好きならハーレーを買って損はないです。

ちなみに、曲がらない、止まらない、鼓動感が足りない問題はカスタムすればある程度解決できます。鼓動感を出すにはエンジンの中をいじる必要があるので結構お金がかかります。でもいつかカスタムしたいな…。

まとめ

ファットボーイは乗りやすくていいバイクです!

ほぼ不満はないですが、エンジンが熱くなりやすいためそこを気にして走らないといけないのだけ不満ですね。

ちなみにインジェクションチューニングがすればエンジンの熱も上がりにくくなると言われています。

今度チューニングする予定なので、どれくらい熱が上がりにくくなったか紹介したいと思います。

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